鹿児島市にてお母様との同居にむけてバリアフリーリフォームのご依頼を息子様からいただきました。介護の際に危険であった家中の段差を解消し、手すりを各所に配置。全面タイル貼りの寒い浴室は暖房を設置。寒さの問題であった大きな窓は複層ガラスへ施工し、お母様にも息子様夫婦にもやさしいバリアフリー住宅に完成しました。
お母様との同居にむけて 介護しやすいバリアフリーリフォーム
工事内容 |
・水まわり改修工事 (浴室・洗面所・トイレ・キッチン) ・外構工事 |
施工日数 |
1ヶ月 |
施工金額(総額) | 362万円 |
施工金額(部位ごと) | 浴室107万円、洗面所29万円、トイレ43万円、キッチン68万円、外構115万円 |
リフォーム詳細
《リフォームのきっかけ》
お施主様の息子様よりリフォームのご相談を受けました。息子様ご自身の定年を期にお母様と同居をすることをきっかけにリフォームをご計画。お母様は鹿児島の当物件にしばらく一人で暮らさせていましたが、認知症あり。高血圧。薬の飲み忘れも多くふらつきながら暮らしていたため昨年の夏にグループホームに入居するも、自宅での生活を希望。実家をリフォームして、お母様の介護がしやすいよう、そして自分たちが暮らしやすくなるようにしたいとご相談を受けました。
《お客様のご要望》
・住宅設備が新築当初のままだったため、新しく掃除がしやすいものにしたい。
・家中段差が多く、手すりが全くついていない。バリアフリーにしたい。
・全面タイル貼りのため、浴室が寒い。また、大きいな窓からくる冷気を改善したい。
・自分たちの自家用車が玄関から近い位置に停められるよう駐車場を作りたい。
灰防止にカーポート屋根を設置したい。
《ご提案内容》
・掃除がしやすいように、トイレはウォシュレットの前方が持ち上がるものをご提案。浴室は床表面に特殊処理をした新水層の効果で、皮脂汚れと床の間に水が入り込み、汚れ落ちがスムーズに。ブラシでのお掃除がらくらくです。
・お母様が特に利用されるトイレや洗面所などの水まわりは段差が“0”になるよう設計。
・ヒートテック防止の為、浴室には暖房を設置。また、寒さの一番の問題であった大きな窓は複層ガラスへ。
断熱性は単板ガラスの約2倍のため、温かく入浴することができます。
浴室
《お客様のお悩み》
全面タイル貼りの風呂釜付きでとても古い浴室でした。大きな窓から入る冷気がとても寒い。また、入り口に段差があり、お母様の入浴の際の転倒が不安でした。
《ご提案内容》
・床材は、やわらかく、あたたかいW断熱工法の床材で、寒さを解消。クッション性に優れ、まるで畳のようなやわらかさでの床材です。足裏にフィットするので、すべりにくく、お母様の転倒も防ぎます。
・元々入り口にあった16センチの段差。そして浴槽の段差も深く入浴が恐いとお話をいただきました。浴槽の設置位置を下げるようご提案し、浴槽に入る際の段差、そして入り口の段差を500mmまで下げるようにご提案いたしました。