M様邸 夫婦生活30年はじめてのプライベート空間
〇リフォーム前のお悩み&ご相談&ご提案
● お客様の要望
リフォームした住まいは奥様のご実家。2Fは寮として貸していたが、廃止が決定。
近所には介護が必要なお母様がお住まいで、奥様は毎日2つの家を行ったり来たりされていた。
お母様との同居、2Fの寮を住宅の一部と化することをきっかけにリフォーム計画がスタートした。
<要望>
・駐車スペースを2台作りたい
・2Fを有効に使えるようにしたい
・家族の生活スタイルが違うため、お互いの生活を意識せず、ゆっくり暮らせるようになりたい
・アンティーク、レトロな雰囲気が好み
● プラン決定のポイントと工夫
①プランニングの3つの柱
『お母様との同居』・・・バリアフリー
『各世帯のプライバシー』・・・全体のレイアウト
『老後のセカンドライフ』・・・理想のイメージ
②お母様の動線
水廻りの近くにお母様の部屋をレイアウト。トイレはお母様の部屋に隣接させ、狭い空間でも介護しやすいように両側に扉を設けた。
玄関仕上げ、手すりの設置等、1Fは特にバリアフリーに気を遣った。
③ご夫婦はじめてのプライベート空間
かつて寮だった2Fはこのリフォームの一番のポイント。既存の梁に化粧を加え、憧れである古民テイストの空間に仕上げた。
また、奥様が親しいご友人とお茶を愉しむスペース、ご主人の憩いの場として小上がりの畳の間を設けた。
互いのプライバシーを確保するため、お母様の部屋は1F、息子さんの部屋は階段を上がって、ご夫婦の部屋を通らずに入れる設計とした。
玄関を入ると視線の先に広がる階段は、視覚的に縦の広がりをつくり、開放的な空間に仕上がっている。また、中二階に納戸を設け、収納力、利便性の向上を図った。
PLAN
外観
1F LDK
2F LDK
トイレ
浴室
〇お客様より一言
こんな家に住めるなんて夢にも思わなかった、母の長生きする元気、夫婦二人の第2の人生を愉しむ元気にもつながり、リフォームして本当に良かった、ありがとう、ありがとうと何度もお礼のお言葉を頂きました。
お母様の部屋で団欒されることもあり、以前にもまして家族の絆が深まったとお母様が満面の笑みで語られました。