雨水(うすい)の時期に効果的な室内リフォーム・壁編
雨水の時期(2月18日~3月5日)に室内リフォームに効果のあるものをご紹介します。
昔から日本では、正確な季節を知る方法として、1年を太陽の動きに合わせて24に分け、ほぼ15日ごとに名前をつけた「二十四節気(にじゅうしせっき)」が考え出されて使われていました。二十四節気のうち、【春分・夏至・秋分・冬至】は、その年の太陽の動きに合わせて日を決めます。
「春分」「秋分」は、昼と夜の長さが同じになる日のこと。また「夏至」は昼が最も長い日。
さらに「冬至」は昼が最も短い日になります。
そして、それらを基にして、他の日を決めるので毎年同じ日ではなく、1日か2日の「ズレ」が生じるのです。
2月18日~20日頃を二十四節気では、「雨水」と言います。
例年この時期からどんどん春めいて、温かさが増してきますので、雪やアラレではなく雨が降るようになり、草木の芽が出てきます。
昔から農家の人々はこの頃を農耕の準備を始める目安としました。
雨水が終わった、3月初旬から検討すべき各種リフォームについてご紹介します。
「新生活がはじまる春」「リフォームで気分もリフレッシュ」
春と言えば卒業や入学、新社会人や異動、転勤など…新しいことが始まる季節。
この時期はインテリアのイメージを大きく変える、お部屋の壁のリフォームがオススメです。
壁紙で健康的に!身体にも心にもやさしい「調湿クロス」
「調湿クロス」という壁紙。
これは、室内に湿気が多い時は吸収し、晴れて乾燥している時は吐き出してくれるもの。
言わば呼吸する壁紙です。
壁紙で健康的に!身体にも心にもやさしい「調湿クロス」
雨水のこの時期に調湿効果のあるものをご紹介いたします。
ご自身の壁紙リフォームの参考に!!
その1「ルナファーザー」
ルナファーザーはヨーロッパで100年以上愛用されている「ホタテの貝殻を主成分とした」
自然素材100%の塗装用の壁紙下地材のこと。
ビニールクラスに比べて、塗装で仕上げた時のなんともいえない美しさは、他の建材では得られません。
人と環境にやさしい製品として、注目を集めています。
「ルナファーザーの特徴」好きな色の組み合わせでお部屋を演出できる
ルナファーザーは紙のパターンとお好みのカラーの塗料の組み合わせで、お部屋のインテリアを思いのままに演出できます。
何度も塗り替えできてメンテナンスが簡単
一度貼ってしまえば、塗った後も上から塗料を塗るだけで簡単にメンテナンスできます。
ビニールクロスと違って全体的に張り替える必要がないため、エコで長期的な費用もおトクです。
数回は上塗りできますので、長期間の使用も可能です。
簡単な補修程度なら、どなたでも実現できます。
お部屋のイメージを変えたい時、貼り変えずに塗り替えるだけで済むのでとてもお手軽で費用もリーズナブルです。
こんな方にはオススメ
- 「塗り壁にしたいけど、高コストがネックに感じる方」
- 「中途半端な珪藻土クロスなどが、嫌だと感じる方」
- 「地球環境にも配慮した生活がしたいと感じる方」
その2「月桃紙(げつとうし)」
月桃とは?
月桃自体は、沖縄などで栽培されている、【防菌・防かび・防虫効果に優れている】植物のこと。
月桃は沖縄の山野に群生するショウガ科の植物です。
初夏に白い花が咲き秋になると赤く熟した実になります。
その月桃を壁紙用に加工したものが、月桃紙になります。
沖縄の草から生まれた月桃紙
一般の和紙の原料は楮や三椏です。
この原料を月桃の茎で作った和紙が月桃紙です。
数十年かけて成長する森林資源を原料とする一般の紙に対して月桃は1年で収穫できる背丈に成長します。
原料として地球環境に与える負荷が小さい月桃を使うことで優しくエコロジカルな和紙壁紙といえます。
和紙壁紙ですが、ナチュラルな意匠ですので和室、洋室を問わず活用できるデザイン性があります。
月桃紙の特徴について
月桃紙は、撥水性に優れていて、汚れが付いても拭き掃除を行うことができます。
また、通気性もあり、お部屋の調湿にも役立ちます。
【防火性】【シックハウス】安全性も高い
月桃紙は高い防火安全性(不燃、準不燃)であるため、建築基準法による建築制限を受けることが少なく、「3階建て以上の高層建築」「マンション等の集合住宅」などでも使用が認められています。
建築基準法ではシックハウス対策として、「ホルムアルデヒド」と「クロルピリポス」という成分について規制を設けています。
内装材については接着剤に含まれるホルムアルデヒドの発生量の多寡によって分類され施工面積等に規制を設けています。
月桃紙はもっとも安全なF☆☆☆☆(Fフォースター)に該当します。
このランクは施工面積の制限を受けることがありません。
安心して生活できるとともに設計上も神経を花瓶にすることなく自在に指定できます。
デザイン性も高い
月桃紙は、99年にグッドデザイン賞を受賞しました。
「豊かな素材感」「呼吸する紙壁紙の調湿効果」「有機栽培で原料を確保している工程」
などが評価されたのです。
その3「ケナフウォ―ル」
「ケナフウォール」はケナフを主原料とした壁紙のことです。
環境に配慮した壁紙として、リフォーム業界でも注目されています。
ケナフはアフリカや東南アジアに自生する一年草。
草でありながら、木のように立派な繊維が採れることから、木材パルプの代用品として注目を浴びるようになりました。
また、成長が早いことから「枯渇しない植物」と言われ、世界中で栽培されています。
このケナフを使った壁紙が、ケナフウォールです。
ケナフウォールは、非木材パルプを用いた壁紙として、世界で初めて認定を取得しました。
ケナフウォールを使用するメリット
ケナフウォールは防カビ加工がされていて、カビ菌の増殖を抑制します。
さらに撥水加工もされ、汚れにも強いため、ご家庭でのお手入れも手間がかかりません。
壁紙としての効果大・防火性も高い
ジュースやコーヒーなどの水性の汚れから、手垢や一部の油汚れなどに対しても、洗剤を薄めた水で固く絞った布で拭き、仕上げに乾拭きをすることできれいになりますよ。
また、ケナフウォールは不燃壁紙なので、万が一のときにも安心です。
一般的な紙のクロスは、薄いために下地の凸凹が目立つという欠点がありますが、ボリュームがあるケナフウォールには、このような心配はありません。
ケナフウォールの表面印刷には水性インキが使用されているため、化学物質を放出することはなく、燃焼時に有毒ガスを発生することもありません。
壁替えのリフォームについて・手順についてご案内
壁紙のリフォームの最初の手順は、まず周囲を見回して一緒にやるべきことをチェックするところからはじめましょう。
「スイッチ」-「コンセントの移動」-「照明器具の増設」-「エアコンーカーテンレール」-「カーテンの交換や移動」など。
さらに、照明器具などの電気設備の移動や増設は、配線が壁の下を通っているため壁紙の張替えと一緒にやると美しく仕上げることができます。
壁紙の周囲をチェックしたら、次はリフォーム業者に現場を見てもらい、見積もりを取りましょう。
その際に同時に以下のことを忘れずに確認しておきます。
- 壁紙の値段
- エアコンを外す?外さない?その費用
- 工事日数など
その他にも気になることなどありましたら、どうぞお気軽に弊社までご相談ください。
長く住み続けて愛着のあるあなたのお住まいを、より快適な生活空間になりますように、サポートさせていただきます。