リフォームでも確認申請が必要に? 2025年4月の建築基準法改正を徹底解説
財津さん:財津美奈です。そして、鹿児島市武岡にある塗装リフォームでおなじみ、西谷工業の代表で“ひげちゃん”こと西谷誠さんです。こんにちは。
西谷:こんにちは。よろしくお願いします。
財津さん:早速ですが、皆さん2025年4月に建築基準法が改正される予定ということはご存知でしょうか? 今週と来週、2週にわたって、この改正によって何が変わるのか、ひげちゃんに伺っていきたいと思います。まず、一番大きなポイントは何でしょうか?
西谷:はい。今回の主な特徴としては、リフォームにおいても、増築ではなくても確認申請が必要になること。これが一番大きいところかと思いますね。
財津さん:そうなんですね。ということは、リフォームをする側の会社と、工事をお願いする施主様、それぞれに影響が出てくるのかなと思うんですが。
西谷:んですね。はい。
財津さん:まずは、西谷工業のようなリフォーム会社にとっては、どんな影響があるのか教えてください。
西谷:そうですね。会社的には、今まではお客さんから「増築してください」と電話が来て、3坪以上だと確認申請が必要になります。そこで図面を引いて、役所に提出して、いろんな検査を受けるなど、けっこう手間暇がかかるんですね。
それを、リフォームにおいてもしっかり図面を書き上げて、確認申請の書類を提出して、市役所から許可を受けて、さらに検査を受けながら進めていくと、相当な時間と労力がかかります。
財津さん:実際、着工するまでに、もう少し時間がかかってしまうということになりますね。
西谷:そうですね。まず施工に取り掛かるまでに時間がかかりますし、「こんなリフォームをしたい」という計画があっても、確認申請の段階で「これはできない」ということになって、予定していたものができなくなってしまう場合もあると思います。
財津さん:ちなみに、メリットってあるんでしょうか?
西谷:メリットですか。そうですね。やはり図面をしっかり描いて、検査をしっかり受けることになるので、手抜き工事をされるリスクは低くなると思います。まあ、今でも手抜き工事をするところはそうそうないんですけどね。
財津さん:その分、品質にもつながって、お客さんにとっては…。
西谷:安心かと思いますね。
財津さん:そうですね。安心材料が増えるという感覚でもあるわけですね。
今日はリフォーム会社にとっての影響について伺いましたが、来週は実際にリフォームをお願いする側のお客さんにとって、どんな影響があるかを詳しく伺っていきます。皆さん、ぜひ来週もお聞きください。お住まいに関するご質問などございましたら、西谷工業までお願いします。ひげちゃん、ありがとうございました。
西谷:ありがとうございました。
財津さん:「親方ひげちゃんのお住まい教室」。この番組は、西谷工業の提供でお送りしました。